製品情報
サンタックIBの特長
01高耐久性能
耐久性は防水保証10年の2倍以上で、20年耐用のシステムです。
- サンタックIBシートは、可塑剤の揮散・浸出が少なく、長期間日光暴露しても変質しません。
- 防水端末部は、可能な限りシーリングを用いない納りとし、あなたの建物財産価値奄守ります。
- ポリメリック可塑剤塩化ビニル樹脂系シートは、耐久性に優れています。
- サンタックIB防水システムは、独自な防水端末の納りと特殊な副部材の使用により、大きな耐久性を有しています。

試験条件
試験機器 | メタルハライド試験機 |
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暴露条件 | 槽内温度:83℃、光量:75mW/c㎡ シャワー:2分/120分 暴露時間:600、1200時間 メタルハライド耐候性試験の600時間が屋外暴露の10年に相当します。 |
試験体 | サンタックIB厚さ1.5mmHWCシート |
測定条件 | 測定温度0℃、引張速度200mm/分 |
一般に軟質塩化ビニル樹脂系シートの劣化後の引張り強さは上昇し、伸び率は低下します。これらは、シート中に含まれる可塑剤が劣化に伴い浸出・揮散することにより、シートが硬質化するためです。劣化後の性能をより明確に把握するためには、劣化後の低温物性を測定することが有効です。
- 建築物の周辺環境条件により、防水シートにほこり・泥・煤煙・花粉などが付着する場合がありますが、防水機能には影響はありません。
美観を重視する屋根には、IBトップコートFもしくはIBリフレコート(遮熱塗料)の使用をおすすめします。
02耐風圧安全性能

屋根面に対する風圧力の算定
風圧力 W=q×Cfq:平均速度圧Cf:ピーク風力係
計算方法の詳細は弊社資料「サンタックIB防水システム・耐風圧性能及びプラグ選択要領」参照
新風圧力の算定は、主として下記の4項目の要素で行います。
1地域区分 | 市・町・村及び郡単位で決められた基準風速 |
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2地表面粗度区分 | 対象建物の周囲の状況により決められた区分 |
3ピーク風力係数 | 建物及び屋根形状により決められた風力係数 |
4建物の高さ | 建物の高さと軒高さの平均 |
〈注意〉公共建築工事標準仕様書 25年度版 抜粋 9章9.4.4施工の項
- (f)一般部のルーフィングシートの張付け
- (1)接着工法の場合は、塗布した接着剤のオープンタイムを確認して、ルーフィングシートに引張りを与えないよう、また、しわを生じないように張付け、ローラー等で接着させる。
- (2)機械的固定工法の場合は、次による。
- (i)建築基準法に基づき定まる風圧力に対応した工法は、特記による。
- (ii)絶縁用シートを敷き並べたのちに、(i)に基づき、固定金具を用いてルーフィングシートを固定する。ルーフドレン回りは、ルーフドレン周囲から300mm程度の位置に固定金具を設けて、これにルーフィングシートを固定する。ただし、種別S-M2は、原則として、絶縁用シートを敷設しない。
注記:建物の立地条件や周辺の環境等により、耐風圧安全性能を考慮検討する必要性がある場合もありますので、詳しくはメーカーにお問い合わせください。
03耐鳥害性能
- サンタックIBシートは、ゴムシート防水や塗膜防水層と比較して(当社比)機械的強度が大きく、カラス等のくちばしのツイバミにも強く、耐久性に優れています。
露出シート防水層の耐鳥害性(くちばしによるツイバミ穴又は破れ)を想定し、スパイク試験機による耐久性試験をサンタックIB-HWC15(一般複合系1.5mm)について行い、各回数毎における防水シートの劣化状態の進行を測定し、参考比較としてTPO樹脂系シート(早川ゴム(株)製)(1.2mm)及び合成ゴム系シート(早川ゴム(株)製)(1.2mm)についても同様の試験を行いました。
加圧回数 | サンタックIB-HWC15 | TPO樹脂系シート | 合成ゴム系シート |
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0回 | ![]() |
![]() |
![]() |
5,000回 | ![]() 貫通傷なし |
![]() 劣化の著しい進行 |
![]() 劣化の進行 |
(早川ゴム(株)製)
試験条件
加圧力 | 15kg/本 |
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加圧回数(回) | 0~5,000回 |
試験台の可動速度 | 2.5秒/サイクル |
04難燃性能
- サンタックIBシートは、「塩化ビニル樹脂系防水シート」なので、自己消火性があり、ゴムシート防水層と比較して(当社比)外部からの飛火に対して、難燃性に優れています。(JISK6911耐燃性A法準拠)

各種仕様で飛火性能確認試験に合格しています。
詳細は担当者にご確認ください。
サンタックIBシートに着火した状況
火元を取り除いた状態(着火した炎の発生無し)
着火直後 | 測定開始(0秒) | |
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サンタックIB HWCシート |
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合成ゴム系シート (自社製) |
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JIS K 6911 (熱硬化性プラスチック一般試験方法)の耐燃性のA法に基づき実施
サンタックIB HWCシート |
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合成ゴム系シート (自社製) |
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05水蒸気透過性能
- サンタックIBシートは、水蒸気透過性が大きく、下地の水分をシート表面から徐々に排出し、脱気筒設置の必要がなく、フクレのない防水層を形成できます。
- 降雨後防水下地が濡れていても防水施工が可能です。
07改修工事に最適
- 改修工事の場合、既設防水層の撤去が不要ですので、撤去・下地調整・残材処理などの費用が大幅に削減・軽減できます。
- また、笠木兼用IB積層鋼板を使用することにより、笠木端末部まで一体化した防水層が形成できます。
改修前
改修後